このサイトではイスラエルにおける様々な最先端の技術を紹介していきたいと思いますが、その中でも特に紹介したいのがIoT関連の技術です。この記事では、そももIoTとは何か?そしてイスラエルにおけるIoT技術はどういうものがあるかを紹介していきたいと思います。

IoTとは?

IoTとは、英語で、Internet of Thingsの略語であり、日本語に訳すと、”モノのインターネット”ということになります。”モノのインターネット”といってもなかなかピンと来ないと思います。インターネット自体、日本において普及しだしたのが、Windows95が世の中に出た1995年くらいからです。まだインターネットは普及し始めて25年しか経過してません。または25年も経過したと感じる人もいるかもしれませんね。

1995年以降、まずは会社とかの事務室でインターネットが使われるようになりました。それまではパソコンは徐々に普及していたものの、パソコンで他の人とやり取りをするときは、パソコン通信というものを用いており、そこでメールなども送ることは出来ましたが、インターネットとなり、ありとあらゆる人とメールで繋がったり、いわゆるウエブで様々な情報が得られるようになったわけです。

当時インターネットに繋がっているものといったら、パソコンでした。それが、2000年以降、携帯電話もiモードなどによって、非常に見える画像は限定されていましたが、携帯電話を通じてインターネットに繋がる時代になり、2010年以降は携帯電話がスマホに進化して、スマホでパソコンと同じように自由にウエブの情報を見たり、動画像を楽しんだり、ゲームを楽しんだりという時代になりました。
ただし、パソコンでも携帯電話でもスマホでも、それぞれ人が操作するものでした。

それに対してIoTは、モノのインターネットということで、必ずしも人が介することなく様々なものがインターネットに接続されることによって、モノの中の様々な情報がインターネットに送られて、クラウドでデータを処理することによって、今までになかった様々な機能・サービスが得られるようになってきました。

IoTで大切なこと3点

以下IoTで大切なこと3点紹介します。この3点は、1,2,3と進化すると考えてください。

1)モノからのデータを収集・分析・活用すること

モノからのデータを有線回線または無線回線でインターネットに接続することにより、インターネット側のクラウドでデータを集め、データの中身を分析し、分析した結果を見えるようにするなど可視化するのがファーストステップです。

2)現実世界のモノを仮想世界でシミュレーションすること

ここでいう現実世界とはモノがある側のことです。一方仮想世界とはインターネット側のクラウドのことです。クラウド側で現実世界から受け取ったデータを1)で記したように分析したあとそれを見えるようにするだけでなく、何らかの演算をしたり、未来予測をしたりという1)以上に頭を使うことがこの2)のステップになります。

3)見えていないものを仮想世界で、見える化=可視化し、その上で、現実世界にフィードバックして、自動制御すること。

ここで、可視化まではいわば1)で行ったことですね。さらに文章には書いていませんが、2)で示した何らかのシミュレーションを行った結果を、現実世界、すなわちモノがある側にフィードバックすることが この3ステップ目になります。フィードバックというのが一番のキーワードになります。

大きくとらえると、モノからのデータをモノからクラウドへ送る、すなわち現実世界から仮想世界に送ることを センシングというのに対して、仮想世界から 現実世界のものを制御することをフィードバックと言います。センシング と フィードバック が対比語になるとお考え下さい。

IoTを活用している主な分野

IoTはモノのインターネットですから、ありとあらゆるもモノがIoTの対象になるわけですが、現時点でIoTを活用している分野を5点あげたいと思います。

1)自動販売機

IoTと言われる前から自動販売機は例えばPHSを用いて自動販売機の中の情報を自動販売機管理会社に送るといったことは行われていたので、IoT活用のパイオニア機器と言えるかもしれません。最近は、自動販売機自体がインターネットにつながるのに加えて、スマホとの通信も行うことによって、スマホで飲み物を購入したり、クーポンを発行するなど、さらに便利な機能が実現できてます。

2)スマートファクトリ化

これもIoTにおいては、非常に注目されている分野です。もともとIoTという言葉が浸透してきたのは2015年くらいですが、それ以前に2012年頃ドイツでIndustry4.0という活動が始まり、それに対抗するかのように2014年くらいから米国でIndustrial Internetという活動が始まりました。両方とも工場、生産設備におけるIoTという流れでした。別の言い方がスマートファクトリ化であり、今後も様々な工場でスマートファクトリ化=工場のIoT化が進んでいきます。

3)交通・運輸関連

この業界も様々なIoTでの活用が進んでいますが、中でも一番注目したいのが、自動運転関連です。自動運転だと自動車自身で全て判断できるのでは?と思うかもしれませんが、実際には、自動車が走行しているときに、周りの自動車の状況を俯瞰的に見たり、走る先の道路の状態がどうなっているか調べたりするというのに、インターネット・クラウド側に問い合わせて情報を得て、一番効率的かつ安全な自動運転をすることになります。

4)インフラ・機械の劣化予兆診断

この分野もIoTと言われる少し前から注目されるようになりました。日本においては2012年に起きた笹子トンネルの天井崩落事故が大きなきっかけとなり、様々なインフラ設備の劣化を予兆するという機能をIoTによって実現しています。ただしサービス事業としてこの分野で事業を成り立たせるためには、ビジネスモデルが重要になります。

5)家電機器などのIoT化

最近はだれもが使用する家電機器のIoT化が進んでいます。最初はテレビとか、レコーダーがインターネットに接続するというところから始まり、最近はエアコンや冷蔵庫などのいわゆる白物家電もインターネットに接続できる製品が増えてきました。

さらにはスマートスピーカー、スマートリモコン、ロボットのように、今までとは違う製品が家の中に入ってきており、それらもほとんどはインターネットに接続できる、すなわちIoT化しているのが特徴です。

イスラエルにおけるIoT活用

イスラエル企業のIoT活用はいくつかの要素によって構成されています。
第一:製品のスマート化です。つまり、様々なセンサーが組み込まれた「接続性の高い」製品の開発です。

第二:プラットフォームです。すなわち、スマート化した製品から収集されるデータを扱い、製品を中心としたエコシステムを発展させるためのプラットフォーム構築です。

第三:ビッグデータ分析です。製品に組み込まれたセンサーからプラットフォーム、クラウドに収集されたビッグデータを、意味のある情報にしていくために、リアルタイムに、継続的に、データを分析、可視化し、企業のビジネスを改善していくものです。

 

このWebサイトでは、今後もIoT関連のイスラエルの技術を多く取り上げていきたいと思います。